プロローグ

クルージング教室物語 第1回 斎藤智 海野隆は今はやりのIT実業家だった彼の愛艇は33フィートのモーターセーラーだ彼がヨットに乗るようになったのは小学生の頃からだった子どもの頃はずっと小さいディンギーに乗っていたその後、 […]

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ヨットとの出会い

クルージング教室物語 第2回 斎藤智 海野隆は今はやりのIT実業家だった彼の愛艇は33フィートのモーターセーラーだ 海野隆がヨットと出会ったのは小学生のときだった 彼には、近所に幼稚園入園前からとても仲良くしていた幼馴染 […]

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大学のヨット部

クルージング教室物語 第3回 斎藤智 高校3年を一年間頑張ったおかげで、晴れて入学できた大学の入学式は華やかだった。 新入学の女子大生たちの晴れ着姿がとても眩しかった。 式が終わって講堂から出てくると、先輩学生たちが新入 […]

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はじめてのクルーザー

クルージング教室物語 第4回 斎藤智 「うちのヨットに乗ってみないか」 隆は、ヨットハーバーの仲間に声をかけられた。その方の年齢は中年を少し上回るぐらいで、30ftのセイリングクルーザー、レース艇を所有されている方でした […]

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遠くへいきたい

クルージング教室物語 第5回 斎藤智 こんなものなのかと隆は思っていた。 待ちに待っていた初めてクルーザーに乗れる日曜日が来て、クルーザーに乗った後で、隆はそう感じていた。 子どもの頃、よく自分たちが小さなOPディンギー […]

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夏のクルージング

クルージング教室物語 第6回 斎藤智 夏が来た。 隆が、お待ちかねの夏のクルージングの日がやって来た。 クルージングは、いつも隆が乗っているクルーザーではなく、別のクルーザーで行くのだそうだ。 同じヨットハーバーに停泊し […]

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学友

クルージング教室物語 第7回 斎藤智 隆には、大学でいつも一緒に学んでいる学友、悪友がいた。 彼女の名前は、佐藤麻美といった。さばさばとしたちょっと男っぽい性格だった。高校卒業後、予備校で2浪してから、隆と同級生で大学に […]

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アメリカ留学

クルージング教室物語 第8回 斎藤智 隆が会社に入社して、初の出勤日に廊下を歩いていて声をかけられた。 休憩時間にトイレから出てきたばかりで、濡れた手を振っているところだったので、ちょうど下を向いていて、声をかけたほうに […]

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アメリカンヨットライフ

クルージング教室物語 第9回 斎藤智 隆は、ロサンジェルスの空港に降り立った。 空港には、麻美が車で迎えに来てくれていた。会社のお盆休み、夏休みに麻美がアメリカに遊びに来いと招待してくれたのだ。 例によって、隆が飛行機代 […]

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モントレーマリーナ

クルージング教室物語 第10回 斎藤智 次の日、隆たちはサンフランシスコの南の小さな田舎町にいた。 麻美の父親が、ヨットが好きな隆にどうしても見せたい港があるとかで、少し早めに起きて車で出かけてきたのだった。 サンフラン […]

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思わぬヒットサイト!

クルージング教室物語 第11回 斎藤智 アメリカ旅行から戻った隆は、通常の生活に戻っていた。 いつも通り、毎朝おきて会社に通う日々を送っていた。 でも、初めて行った外国、アメリカでの体験は、隆の何かを変えてくれたようだっ […]

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お帰りなさい

クルージング教室物語 第12回 斎藤智 麻美は、アメリカ留学を終えて、帰国した。 専門学校での勉強を終えて、戻って来たのだ。もう大人なのだからと、両親は空港まで出迎えに来てくれなかったので、代わりに隆が迎えに行った。 大 […]

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念願のマイヨット

クルージング教室物語 第13回 斎藤智 そのヨットは横浜に上陸した。 フィンランドの小さな田舎町で建造されたモーターセーラータイプのヨットだった。モーターセーラーとは、普通のヨットに比べて比較的大きな馬力のエンジンを積ん […]

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ヨット完成

クルージング教室物語 第14回 斎藤智 ヨットの組み立てが終わった。 隆のヨットは33フィートのフィンランド製モーターセーラー、ナウティキャットだった。外観は、実際にはFRPの船体なのだが、木造風にあっちこっちに木材が使 […]

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フィギャアヘッド

クルージング教室物語 第15回 斎藤智 麻美は、船の前方に回り込んでみた。 隆のヨット、ナウティキャットの船体前方から飛び出している角を、もっと良く眺めてみたかったのだ。船体最前部から飛び出している角、バウスピリットは木 […]

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船内

クルージング教室物語 第16回 斎藤智 隆のヨットの船内を初公開だった。 マリーナの船台の上に乗った隆のヨット、ナウティキャットの周りを一周して一通り、外観は確認したので、いよいよ船内、船の中を見てみることになった。 船 […]

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初セイリング

クルージング教室物語 第17回 斎藤智 「すごく寒いね」 麻美は、初めて乗るヨットのデッキ上でつぶやいた。 季節は1月の下旬で、まだまだ寒さがまっただ中の真冬だった。こんな時期にヨットなんて…とは思っていたが、隆が一緒に […]

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ベテランヨットウーマン

クルージング教室物語 第18回 斎藤智 「もうすっかりヨットのベテランだね」 麻美は、デーセイリングに出かけた後、マリーナに戻って来たヨットから降りたところで、いつもマリーナで一緒になる年輩のおじさんに声を掛けられた。 […]

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ヨット教室

クルージング教室物語 第19回 斎藤智 日曜日、横浜マリーナは、ヨット教室の生徒たちで賑わっていた。 横浜マリーナ側も、事務スタッフ、運営スタッフともスタッフ総出で、生徒たちの対応に大忙しだ。20代の男女が最も多いが、3 […]

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新入生

クルージング教室物語 第20回 斎藤智 「私が生徒を迎えに行ってこようか」 デーセイリングから横浜マリーナに戻ってきて、ヨットの後片付けに忙しそうな隆に、麻美は言った。 これからクラブハウスで、ヨット教室の生徒たちの各艇 […]

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生徒の振り分け

クルージング教室物語 第21回 斎藤智 「さあ、それでは皆さんがこれから乗るヨットの配属を発表します」 教壇に立っている横浜マリーナのスタッフがヨット教室の生徒たちに言った。 いよいよ、生徒たちが乗るヨットの配属が発表さ […]

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全員そろった!

クルージング教室物語 第22回 斎藤智 「ただいま!」 麻美は、ラッコに配属になった生徒たち全員を連れて、ヨットに戻って来た。 ヨットには、後片付けを終えて、船内のサロンでくつろいでいた隆がいた。テーブルの上には、沸かし […]

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みんなで初出航!

クルージング教室物語 第23回 斎藤智 「おはよう!」 麻美は、先週会ったばかりの生徒たちと横浜マリーナで再会した。 先週のヨット教室は、クラブハウス内の会議室でスタッフに講義を受けただけだったので、今日が実質、生徒たち […]

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横浜マリーナの沿革

クルージング教室物語 第24回 斎藤智 横浜マリーナは、都心からの利便性も良い横浜の中心部にあった。 現在の横浜マリーナは、都心からの利便性も大変に良い横浜の中心部にあるが、設立当初は横浜市金沢区の河川に係留していたヨッ […]

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ルリ子

クルージング教室物語 第25回 斎藤智 ルリ子は、ふっくらとした体型の可愛らしい女の子だった。 とてもおしゃべり好きで、明るい子だった。 先週、麻美に習ったばかりのもやい結びの結び方がよくわからずに、隆にもう一回教わって […]

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洋子

クルージング教室物語 第26回 斎藤智 洋子は、物静かで運動があまり得意そうでないおとなしい女の子だった。麻美は、最初に洋子と出会ったとき、彼女に対してそんなイメージを持っていた。 女の子らしく胸まで伸びた長いストレート […]

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クルージング教室物語 第27回 斎藤智 雪と麻美は、同い年の30代だった。 同い年ということもあって、麻美とは話もあい、仲良くなっていた。 雪は、30代で、見た目もショートヘアーでほかの生徒よりも大人の女性という感じでか […]

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佳代

クルージング教室物語 第28回 斎藤智 佳代は、小柄でボブヘアーの可愛らしい女性だった。 佳代は23才。ラッコの船の乗員の中では一番若かった。目が大きくクルってしていて、可愛らしい子だった。背の小さいところが、余計に可愛 […]

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クラブレース

クルージング教室物語 第29回 斎藤智 今日は、初夏で快晴だった。 この日は、クラブレースの日だった。 横浜マリーナでは、同じマリーナに置いているヨット同士でレースを行って、各ヨット同士の親善を深めている。同じマリーナの […]

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本部艇

クルージング教室物語 第30回 斎藤智 「ただいま!本部艇をすることになったよ」 どこかに行っていた麻美が戻って来た。 麻美は、「暁」のオーナーさんに呼ばれてクラブハウスで、今年初めての第一回目のクラブレース運営の事務処 […]

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